能面

作品
十寸髪

中年に近い美しい女性が苦悩する相貌を写した面。釣り上がり気味の目と乱れた髪、額と頬にえくぼ、眉間に刻まれた四筋の皺など、狂乱のカケリ、神がかりの女性などの役に相応しい面。「増髪」「十寸神」とも書く。

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作品

カエルに似た表情なので蛙(かわず)という名前がついています。物言いたげな口元と大きく見開かれた眼は、冷たい刃を浴びて驚く一瞬の表情をとらえたものです。

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作品
一角仙人

鹿から生まれた一本の角を持った仙人。能、一角仙人専用面。

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作品
若女2

理知的な憂いを含んだ若い女面です。

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作品

眉、眼を怒らし口をカッと開いて上下の牙を露わにし怒号するような激しい表情の面です。顰(しかみ)という名前は顔を「しかめる(しかみる)」から来ています。阿吽の阿の表情。

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作品
賢徳

瞳孔が斜め上を睨んでいるのが特徴的な面です。動物を人格化したとぼけた面でこれが黒頭をつけると馬にも牛にも犬にも見えるから不思議です。

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作品
嘯吹

「うそ」とは口笛のことを指します。口をすぼめて「うそ」を吹いている形が特徴で斜め上を睨むまん丸な目もひょうきんな印象を与えます。 植物、昆虫、魚類などに使われますがそれらしく見える抽象的造型をしています。

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