狂言面

作品
登髭

老人の相を象徴化した面で額や頬にしわが多く笑みを含む。頬髭が上に登るように植えられているのでこの名称がある。神や植物の精等に用いられるが用途は少ない。もっぱら間狂言の末社の神に使用されるので全体の印象に品位が感じられる。

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作品
賢徳

瞳孔が斜め上を睨んでいるのが特徴的な面です。動物を人格化したとぼけた面でこれが黒頭をつけると馬にも牛にも犬にも見えるから不思議です。

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作品
嘯吹

「うそ」とは口笛のことを指します。口をすぼめて「うそ」を吹いている形が特徴で斜め上を睨むまん丸な目もひょうきんな印象を与えます。 植物、昆虫、魚類などに使われますがそれらしく見える抽象的造型をしています。

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作品

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作品
武悪

力感に満ち格調高い面。鬼類面として「政頼」「首引」などに使用されます。

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作品

能「鞍馬天狗」「大会」などのアイ狂言の木の葉天狗や溝越天狗がつける面です。太く盛り上げた眉や鋭いくちばしを備えながら滑稽感を秘めています。

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作品
大黒

古代インドでは猛々しい戦闘神だったが、日本に入って七福神の一人になる。大国主命を習合し右手に打ち出の小槌、左手に大きな袋を肩にかけて持つ。

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作品
恵比須

曲名では「夷」の字を使っているが、「夷」とは本来「異人」を指す。元は「荒ぶる神」であった。「大黒」と同様、信仰の形も姿も様々に変換を経て今に至る。

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